Carlsberg グループ傘下の Baltika 社は、迅速かつ粒度の高い計画と予測の作成を実現

トップクラスの醸造会社が、オペレーションの俊敏性を高め、データ処理時間を数百時間削減して、四半期損益の計算時間を数日間短縮

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世界有数の醸造会社 Carlsberg 社の傘下にあるロシアの Baltika 社は、競争力を維持するために予測の粒度を高めながら、財務計画業務の時間とコストを削減したいと考えていました。 Anaplan ベースのソリューションを導入したことで、複数の損益要素と特有の割当規則を活用し、マルチレベル (SKU、チャネル、地域、顧客) で予測を行えるようになりました。 財務チームは Anaplan を使って、データに関するタスクを年間数百時間削減し、四半期損益の計算時間を数日間短縮して、自分たちの手による俊敏な計画業務を組織全体で実行できるプラットフォームを手に入れました。

Anaplan は弊社の財務計画業務における俊敏性を大幅に改善し、我々は変化するビジネスの前提条件に対して予測をすばやく調整できるようになりました。

Anatoly Muzalev 氏, 調達および財務グループ責任者

醸造業は古くからある産業ですが、常に変化し続けています。 Carlsberg グループの傘下でロシアのサンクトペテルブルクに本社を置く Baltika Breweries 社も例外ではありません。同社では 9,000 人以上が働いており、最新の設備と技術を使って、87 種類のブランドのビールを製造しています。同時に Baltika 社のバックオフィス部門は、デジタル技術でオペレーションの転換を図ろうとしていました。

財務部門では、同社の近年の歴史の中で最大かつ最も重要なミッションとして、統合された財務予測プロセスの自動化に取り組んでいました。
「我々の目標は、予測の粒度を高めながら、財務計画業務の時間とコストを削減することでした」と Baltika 社の調達および財務グループ責任者である Anatoly Muzalev 氏は述べています。

Anatoly 氏のチームは、ビジネスを推し進めるための動的な財務上のアクションの計画と管理に特化し、ユーザー自身で維持し拡張できるプラットフォームを求めていました。市場にあるさまざまなソリューションを検討した結果、Baltika 社は Anaplan を選択しました。

同社は、Anaplan のシルバー パートナーである Advanced 社の支援を受けてソリューションを構築し、SKU、チャネル、地域、顧客の各レベルで予測を立てています。この予測には、収益、割引、製造コスト、ロジスティクス、マーケティングを含む Baltika 社のすべての収益要素からのデータが特有の割当規則を使って織り込まれています。
「ユーザーはこのソリューションを非常に喜んでおり、正式な実稼働前に、日々の業務で使い始めたほどです」と Anatoly 氏は語ります。

「Anaplan は弊社の財務計画業務における俊敏性を大幅に改善し、我々は変化するビジネスの前提条件に対して予測をすばやく調整できるようになりました。
Anaplan によって、我々は、より良い意思決定を、より早く行えるようになりました。Anaplan は弊社の信頼できる唯一の情報源となり、誤った仮定、計算の重複、矛盾した意思決定によるリスクを低減しました」と Anatoly 氏は述べています。

結果は、驚くべきものでした。
「Anaplan を導入したことで、私たちはデータの連結と検証にかかる時間を年間 400 時間以上も削減できました。四半期ごとの損益計算にかかる時間は、7 日間から 3 日間に短縮しました。プロセスにおける計算の透明性だけではなく、予測の精度も向上しました」とサプライチェーン財務責任者である Elizaveta Palitsyna 氏は述べています。

Anaplan の導入による Baltika 社の成果は、財務部門以外でも大きな注目を集めました。
「Anaplan は私たちに明白なビジネス価値をもたらしてくれることが分かったため、私たちは、このプラットフォームを他の計画業務に拡張することで、組織を改善できると考えています」と Elizaveta 氏は最後に述べました。